【防犯カメラ修理】映像が映らない!レコーダーはどこ?原因は意外なフリーズでした
「4台ある防犯カメラのうち、1台しかモニターに映らなくなってしまったんです!」
先日、お客様から切迫した声でお問い合わせをいただきました。日々の安全を守る防犯カメラが機能しないのは、非常に不安な状況です。すぐに現場へ急行しました。
最初の壁は「レコーダー(録画機)はどこ?」

現場に到着し、状況を確認すると、確かにお客様のお話の通り、モニターには4分割された画面のうち1つの映像しか表示されていませんでした。
トラブルシューティングのため、まずは録画データが集約される「レコーダー」本体を確認しようとしたところ、お客様から意外な一言が。
「設置は業者さんにお任せだったので、レコーダーがどこにあるか分からないんです…」
実はこれ、防犯カメラのトラブルサポートで意外と多いケースです。普段意識することのない機器だからこそ、いざという時に場所がわからない、という方は少なくありません。
私たちは、モニターやカメラに繋がる配線を慎重にたどり、収納棚の上に設置されているレコーダーを発見しました。
配線・設定は異常なし。原因は一体…?

レコーダーを発見し、早速トラブルの原因調査を開始しました。
- 配線のチェック
カメラからレコーダー、レコーダーからモニターへ繋がる全てのケーブルに、抜けや緩みがないかを入念に確認。しかし、接続は完璧で、物理的な問題は見つかりませんでした。 - レコーダー設定の確認
次に、レコーダーの管理画面を開き、カメラの映像入力に関する設定を確認しました。しかし、こちらも設定内容に不審な点はなく、正常な状態でした。
配線も、設定も問題ない。となると、機器本体の故障も考えられます。
しかし、その前に試すべき、非常にシンプルかつ効果的な方法があります。
解決策は「再起動」!無事に全カメラが復旧
それは、「レコーダーの電源再起動」です。
防犯カメラのレコーダーは、24時間365日、休むことなく稼働し続ける精密機器です。そのため、スマートフォンやパソコンと同じように、稀に内部プログラムがフリーズしたり、一時的な動作不良を起こしたりすることがあります。
私たちはレコーダーの電源を一度オフにし、数十秒待ってから再度電源を投入。
すると…
それまで真っ暗だった3つの画面に、次々とカメラの映像が映し出され、無事に4台すべてのカメラが復旧しました!
今回のトラブルの原因は、機器の故障ではなく、レコーダーの一時的な動作不良だったようです。念のため、復旧後も録画状態や映像に乱れがないかを各所確認し、全ての作業を完了しました。
お客様からは、「レコーダーの場所すらわからなかったのに、すぐに来て原因を見つけてもらえて本当に助かりました。これで安心です」と、大変喜んでいただくことができました。
まとめ:防犯カメラが映らない時は、まず「再起動」を試してみて
もし、ご自宅や店舗の防犯カメラが突然映らなくなってしまったら、まずは慌てずに以下のことを試してみてください。
- モニターやレコーダーの電源が入っているか確認する
- 配線が抜けていないか確認する
- レコーダーの電源を再起動してみる
今回の事例のように、単純な再起動で復旧するケースは非常に多くあります。
もちろん、再起動しても直らない場合や、原因の特定が難しい場合は、ケーブルの断線や機器の故障など、専門的な対応が必要な可能性が考えられます。
ご自身での解決が難しいと感じたら、どうぞお気軽に私たちプロにご相談ください。迅速に駆けつけ、お客様の安全と安心を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

